こんにちは、とりさんです。
今年の夏の取り組みとして始めた速音読、一週間が経過しました。

今日の題材は宮沢賢治の『セロ弾きのゴーシュ』です。宮沢賢治の文体は古風な言い回しが多く、意味の確認などからスタートです。

音読チャレンジする?

やる!!
速音読ドリルには1分間で読めるようにするという到達目標があります。
このクリアできるかどうかというポイントが面白いのか、やる意欲は十分です。
しかし今日は3回繰り返しても1分27秒と、なかなか1分をきれ無さそうな状態で、たろすけがだんだん拗ね出しました。

じゃあお母さんと交互読して、もう少し読み方の練習しよう
この教材の下には目安時間があるので、まずは15秒のところまでを目安時間内に読めるようにしようと提案しました。
リズムよく読めるように節ごとに母が読んで、続けてたろすけが読む、という練習を何度かしました。

「トロメライ、ロマチックシューマン作曲。」

「トロメライ、ロマチックシューマン作曲。」

猫は口を拭いて済まして云いました。

猫は口を拭いて済まして云いました。
そして、もう一度チャレンジ。
「15秒のところまででいいよ」と言っていたのに、よほどクリアできないのが悔しいのか「全部読む!」と、練習していないところも通して全部読み、結果は1分15秒。
だいぶ早くなっていたので、思い切り褒めたのですが…。

クリアできなかった。庭で虫たちの観察会しよう。
関係ないことを言い出し…

わかったよ。夜だから少しだけね。
準備して外に行こうとすると…

やっぱりお母さん一人だけで行ったら!

たろすけが行かないならお母さんも行かないよ。

お母さんは行って!
明らかに拗ねてるというか、わがままというか、不機嫌な感じになってしまったたろすけ。
その様子を見ていた夫がたろすけを連れて二人だけで風呂に入りに行き、そこで説教。
「悔しい気持ちを持つのは良いことだけど、それを理由にわがまましたり、拗ねたり、ひねくれるのはだめ」というようなことを厳しく言われたらしく、泣き出すたろすけ。

悔しいよー
しっかりと悔しい感情を認めて、また次頑張ることを決めたようでした。
悔しくても難しくても、毎日、休むことなく継続して学習したり、音読チャレンジしていることをここぞとばかりによく褒めておきました。
〜〜
今は習い事をしておらず、本番というか緊張感を持った挑戦の機会がなかったので、この音読チャレンジはとてもいい経験になっているようです。
実は今日以外にも、その日のうちに達成できなくて大泣きした日があったのです。その時は泣きながらも「やるんだ!」と頑なに譲らず泣きながら読むけど、そんな状態でクリアできるはずなくまた号泣という悪循環…。
その時は練習もままならなかったので「集中する時は気持ちを落ち着かせないとできない。泣いたからといってうまく読めるようにはならない」というようなことを伝えました(翌日気持ちを切り替えて取り組んだらクリアできました)。
あまり泣かないということを先日記事に書いたのだけど、悔し涙はよく流すな…。
今日は泣いて取り組まなかっただけ成長してる。学習以外にも、自分のコントロールにも一役買っているなと感じます。
副産物として文学の内容にも関心が持てるので、コストがかからないわりになかなかよい取り組みだと思います。
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