教材をデジタル化してみた使用感

昨年末あたりから、学習環境のデジタル化に取り組み始めていました。半年以上使い続けてみて、良い点や悪い点が出てきて、そろそろ使い分けていかないとなと感じ始めました。

我が家のデジタル環境

機材など

  • 型落ちiPad Pro (たろすけ用、母用)
  • 紙質感の保護フィルム
  • Apple Pencil
  • brotherの複合機(下参照)
  • ノートアプリGoodNotes5

複合機でスキャンしてPDF化したドリルを、母とたろすけで共有して編集する設定にしていました。以前も紹介しましたが、スキャンする教材は裁断機を使って一気にカットしています。無くてもいいけどあると何かと使える裁断機。

プラス 裁断機 自炊 A4 コンパクト PK-213 26-366

ブランド PLUS(プラス)
製品型番 26-366
色 ホワイト
サイズ 455×120×190mm
梱包サイズ 58 x 24.8 x 18 cm; 6.1 Kg

我が家はA3+用紙トレー2つ+大容量インク対応のこれを選びました。 2023/9現在、後継機が販売されてます。

ノートアプリは機能面からGoodNotesを選びました。PDFに記入する、共有する、という要件は満たしてるので問題ないですが、ペンの種類が少なく、鉛筆っぽい書き味のペンがあれば良いのになぁ…とは少し思っていました。私はGoodNotes5を使ってますが、現在は新バージョンが出ているようです。

たろすけがたろすけ用のiPadで問題を解いたら、母は自分のiPadから採点します。多少ラグはあったりしますが、リアルタイムで別々の画面を見ながら問題を一緒に解いたりできたり、即座に丸つけできたり、かなり効率良く運用できました。

ちなみにiPadはProである必要はないかと思いますが画面サイズは大きい方がおすすめ。母のは5年ほど前の12.9インチですが問題に取り組むのは断然大きい方が便利です。

デジタル化した教材と使い勝手

これまでに試してきた教材とその使用感を、あくまで我が家の場合ですが、紹介します。

算数

  • 計算系(公文ドリル、マスター)
    一発で解答するような単純な計算ならおすすめできますが、途中式などが出てきて書く量が増えてきてからは字が乱れがちでやりにくそうでした。
  • 単元系(ハイクラス)
    単純な計算や穴埋め問題は良かったですが、途中式などを書く問題はやりにくそうでした
  • 思考系(算数ラボ)
    余白が多い問題集で解答は記号や単語なので相性良さそうです

ひとりで学べるは参考書代わりに使ったりもしているので直接書き込みしていてデジタル化してません。

国語

  • 漢字ドリル
    何度か試してやめました。画面が滑りとめはねはらいなどがしっかり書けないようでした。
  • 国語ドリル(ハイクラス)
    知識系問題まだ大丈夫でしたが、読解の記述が増えてくると、書く時に記入欄を拡大するので、文章と欄を同時に画面に入れれなくなって不便になりました。

要約特訓で使用しているサイパーの問題集、漢検の過去問は元から紙で取り組んでいます。

英語

  • 英検5級過去問
    選択式なので相性が良さそうでした。Split Viewでリスニング音源を同画面に表示して再生できたり便利です。(上の級のライディングなどは試してないのでわからないです)

結論

支援者(母目線)としてはGood!
⭕️ 紙を印刷したり、管理しなくて良いので楽
⭕️ 採点がどこでもできるのでかなり楽
学習者(たろすけ目線)としては問題もあり…
❌ 書く量が増えると使い勝手が悪い
❌ 問題量が増えると閲覧性が悪い
❌ 字の丁寧さが大事な漢字演習などには不向き
⭕️ 穴埋めや記号で解答する問題は相性良し

というわけで、母からするととても便利で始めはたろすけも良い感じで学習できていたのですが、最近の学習の様子を見ると字の汚さが目立ってきたり、解きにくそうにしてる問題があったり、気になる点も増えてきました。当初に比べて学習内容が少し難しく書く量も増えてきたことも原因かなと思います。また、たろすけのiPadにはAmazonKidsやYouTube musicなどのアプリも入ってるので、集中を欠いてしまうこともたまにありました。

その他、手の疲れはiPadのほうがなさそうですが、やっぱり目は疲れてるんじゃないかな、机に向かわずやる事もあって姿勢が悪いな等、身体への影響も感じました。

母としては便利…!なのですが、そんなわけで、再び紙での学習にシフトしていくことにしました。たろすけが負担を感じてしまっては本末転倒ですし

元々、デジタル化に興味を持ち始めたのは引っ越しがきっかけで、荷物が届くのがかなり遅くなりそうという事で、学習を止めないために教材をデータ化して持っていくことにしたのが始まりです。今は荷物も届いて教材類も手元にあるし、プリンターもあるので印刷もできます。環境が整ったのでデジタルにこだわる必要がなくなりました。

iPadでは語学系アプリでの学習は毎日やっていますし、算数ラボは継続してデータでやってもいいかなと考えています。また紙に戻してみて、これはデジタルのほうがやり易いとか出てくるかもしれないので都度試行錯誤してみます。また新学期、気持ちを改めて学習を進めていきます!

ちなみに…もしこれからデジタル学習環境を用意するなら、絶対iPadは12.9インチのProを買います。我が家では持ち運びすることもあるかもと、10.5インチのSIMを入れられるモデルを買ったのですが、日常生活で現在持ち運ぶ機会が全然ない…!

ネットはいざとなったら母のiPhoneとテザリングできますし、wifiモデルで十分でした。画面サイズは12.9インチがA4サイズに近いので、市販の教材などは大体原寸大で表示できます。学習メインなら大きい方がよかったなぁ…と後悔してます

とはいえ、Kindleで本読んだり、写真撮ったりして遊んだりする時は10.5インチのほうが扱いやすそうですし、多少は安価だったので良しとしてます。そのうち、母のiPadがダメになったら、買い替えて交換するかも

 

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